GLOBAL FEATURE海外事業特集
01

「野村不動産ならでは」を、
世界へ

野村不動産は今、
どのように海外事業に挑戦しているのか?
その背景、事業スタンス、現状、今後の展望から、
野村不動産が海外事業に取り組む意義を追求する。

国内事業で培ったブランド力とノウハウを活かして

野村不動産は、約60年以上の長きにわたって、日本国内で徹底した顧客起点による独自のビジネスモデルを強固なものとし、不動産事業を展開してきました。そして現在、今後の継続的成長、さらなる事業機会の拡大を目指し、国内事業における住宅・オフィス・商業・物流・ホテルなど多岐に渡るフィールドにおいて、開発から運営管理まで一貫した事業展開で培ったブランド力やノウハウを活かして、積極的に海外事業に取り組んでいます。

特に経済成長が著しいアジア(タイ、フィリピン、中国、ベトナム)の主要都市では多くの開発事業を展開中。その重要な戦略の一つは、現地パートナーとの緊密な協業のもと開発事業を推進すること。それは、現地の人々が本当に求めていることが熟知できて初めて、野村不動産ならではの価値が提供できると考えるからです。事業展開して以来、現地パートナーに野村不動産の価値観や特性を知ってもらい、その一方で現地ニーズについての知見を蓄積。現在は、「野村不動産として海外の開発事業にどう貢献していくか、どんな価値を提供できるか」に注力しています。

単純な投資ではなく、野村不動産独自の価値を提供

野村不動産の海外事業の基本スタンスは、単純な投資ではないということ。国内事業と同様、海外でも、品質に徹底してこだわったものづくり、また、お客様にご満足いただき、お客様に選ばれる商品とサービスを提供することを追求しています。そのため、数字だけを見て事業を進めるのではなく、自分たちが納得できるまで、真摯に事業に向き合うことを基本精神としています。

例えば、タイで現地デベロッパーと共同で推進している分譲住宅事業では、マンションの品質向上をするため、エンドユーザーの使い勝手を考えた、当社独自の取り組みを行っています。東南アジアの国々では、経済成長に伴い、高品質な商品への需要が高まってきており、野村不動産ならではの取り組みの社会的意義はますます高まっていきます。

また、アジアでの成長拡大を継続していく一方、欧米先進国への進出も検討しています。外資規制もなく透明性や流動性が高い欧米先進国は、競争は厳しい一方で、より当社ならではの商品づくりを展開できる環境であり、オフィスビルや賃貸住宅などの開発に取り組んでいこうと考えています。ここでも、国内事業で培った知見を活かし、その国の文化やライフスタイルに適した事業を展開するのはアジアと同様です。野村不動産と同じ価値観を持った現地パートナーとともに開発事業に取り組むことで、欧米先進国の人々の潜在ニーズに合致した、今までにない価値を提供できると確信しています。

Park Origin Thonglor(パーク オリジン トンロー)
チャレンジ精神旺盛な人材と共に、
一層意欲的に取り組んでいく

今後、既存国での事業拡大と新規国への更なる進出を目標としている野村不動産が今、実感しているのは、私たちが海外で挑戦できる事業機会は想像以上に多いということ。社内の海外事業への熱量はますます高まっています。

そこで求めているのが、新しいことへのチャレンジに意欲的な人材です。ただし、忘れてはならないのは、国内であろうと海外であろうと、野村不動産が取り組むのは、当社のDNAでもある顧客起点やこれまで培ってきたブランド力、ノウハウを活かした不動産開発事業であるということ。その意味で、野村不動産は国内、海外問わず、チャレンジ精神旺盛な人材を求めています。

とはいえ海外事業はコミュニケーション一つとってもタフな仕事です。自分たちで全てを管理することができない環境であり、そうした中で最も大事なのは、現地パートナーとの信頼関係の構築です。それも、「野村不動産がいてくれるから、今までにない価値を創造できる」と思ってもらえるような深い信頼を築き上げる。そのため相手との信頼関係が構築できた時は、現地パートナー=自分たちというくらい一体感のあるチームになる。これこそが海外事業の醍醐味の一つであり、そうした海外でのタフかつやりがいのある仕事にチャレンジしたい方に期待しています。