Episode 01
地方都市への進出は、
分譲マンションを通じた
地方創生の新たな可能性への挑戦。
小針 清貴
住宅事業本部 事業開発四部
2006年度入社

入社後3年半は、野村不動産投資顧問(旧野村不動産投信)に出向し、資産運用事業に従事。その後 2年間の人事を経て、住宅事業本部に配属。主に分譲マンション用地の取得に携わる。2016年4月からは、地方都市での分譲マンション開発という会社としての新たな取り組みに、プロジェクトリー ダーとして挑戦している。

※所属部署はインタビュー取材当時のものになります。

地方に新しい暮らし方を提案していく。

2016年の4月から配属になった部署では、地方都市の分譲マンション用地の取得、再開発への参画を図っています。首都圏、関西、名古屋、仙台といった都市で展開してきた分譲マンションを、地方へも拡げていく新たな挑戦です。

日本の各地で今、地方創生の一環としてコンパクトシティ化が検討されています。住まい、職場、学校、病院など、街の様々な機能を中心部に集め、より効率的で過ごしやすい街を目指そうという取り組みです。そういった社会の動向に対し、土地を高度利用できる分譲マンションを通して、地方に新しい暮らし方を提案していくことが、私たちのミッションとなります。

前例のない地方で、どのようにすればお客様が歓迎してくれるようなものになるのか。ビジネスとして成り立たせるには、なにがポイントになるのか。これまで行ってきたことと変わらない部分、変わる部分をしっかりと把握しながら、チャレンジしています。

土地を買うことは、
単なる価格の交渉ではない。

ある土地の取得に対して、地主さんと当社との条件にギャップが生じて案件が壊れかけたことがありました。その方の思いがどこにあり、どこまで納得していて、どこを納得していないのかを汲み取り、それに対して当社が応えられる提案をするために、すぐに会いに行きました。

土地を買うことは、単なる価格の交渉ではありません。地主さんには、様々な思いがあります。できるなら売りたくない、という方も多くいます。地主さんの気持ちに寄り添いながら、独りよがりではない提案を考え、丁寧にお伝えすることで、最終的には納得していただくことができました。

その地主さんは、契約の印を押す時、大変緊張された様子でした。我々にとっては仕事としての売買かもしれませんが、地主さんにとっては並々ならぬ思いがあることを痛感させられました。今では、ここに建つマンションがどうなるのか、楽しみにしていると言ってくれています。その期待に応えることが、私たちの責任でもあります。

非財閥系だから、
挑戦し続けなければならない。

就職活動では、社会を根底から支える業界ということで、インフラ(電力、鉄道、鉄鋼等)に関わる企業をまわっていました。その中で、都市開発という分野に興味を持ちデベロッパーを志望。

大手五社と言われる中で、唯一非財閥系でありながらここまでの成長を遂げた「チャレンジングさ」と「成長力」に魅力を感じ、野村不動産に入社しました。自分自身は保守的な人間だと思っているからこそ、挑戦へと駆り立ててくれる環境へと身を置こうと考えました。そして、思った以上に、入社してからは挑戦の連続です。

また野村不動産は、社会の変化への適応力が高く、社会が変化するとき、その変化に機敏に対応しようと柔軟に会社の形を変えていく力があると思います。地方への進出も、まさに社会の動きへの対応ですね。社員もバイタリティあふれるタイプが多く、仕事はガッツリ、遊ぶ時はしっかり遊ぶ。一緒に飲んでいても、楽しい刺激を受けるメンバーが多いですね。