Dialogue 03
なぜ、野村不動産は
“人” と向き合うことが
浸透しているのか。
2005年中途入社
ICT・イノベーション推進部
R&D推進課
石原 菜穂子
2014年入社
住宅事業本部
事業推進三部
大西 優希
1998年入社
ICT・イノベーション推進部
R&D推進課
伊藤 学
2005年中途入社
ICT・イノベーション推進部
R&D推進課
石原 菜穂子
2014年入社
住宅事業本部
事業推進三部
大西 優希
1998年入社
ICT・イノベーション推進部
R&D推進課
伊藤 学

人と人をつないで、
活動の輪を広げていく。
「エリアマネジメント」とは、
人と向き合うこと。

現在、野村不動産では、住宅、商業、都市開発までさまざまな事業分野で、建物単体ではなく、建物の周辺のエリアの価値を向上させる「エリアマネジメント」に力を注いでいる。それは、本当の意味で地域の人たちとの連携を実現し、長い年月をかけて取り組んでいかなければ達成できないこと。それぞれの立場でその難しい取り組みに携わる3人に、エリアマネジメントに対する想いや、人との向き合い方について語ってもらった。

※所属部署はインタビュー取材当時のものになります。

事業として、会社として、
地域の人たちと一緒に、
エリアの価値を
上げていくということ。

  • 伊藤
    今日集まった3人の共通点は、エリアマネジメントに携わっていることだね。
  • 石原
    私と伊藤さんはR&D推進部としてエリアマネジメントを推進する立場ですが、大西さんは実際に住宅事業を推進する立場ですよね。
  • 大西
    はい。住宅の設計段階から、地域の方々や行政とコミュニケーションをとって、関係性を築いています。その中で難しさを感じるのは、エリアマネジエントとは具体的に何なのか、人に伝えることです。
  • 石原
    多分、エリアマネジメントのマネジメントという言葉が誤解を生むんじゃないかな。この間、私は小学生に向けた街づくりの授業で、「“エリアに関わる人みんな”で、エリアの価値を高めていく取り組みです」と説明しました。
  • 伊藤
    なるほど。私の解釈では、「地域力強化の取り組み」です。今後、人口が減少していく中で、人を集めるためには地域の魅力を高めていかなければなりません。それは、地域の人も行政も民間の事業者も同じ考え。この人たちと同じ目線で地域力を高めていくのが野村不動産としての使命だと思っています。事業者だから上に立つとか、事業者だから資金を多く提供するではなく、あくまでも同じ目線というのがポイントかな。
  • 大西
    現在開発を進めている「プラウドシティ日吉」では、マンション単体でものづくりを考えるのではなく、敷地内に「地域貢献施設」や広場を設けて、住民の方はもちろん、地域の皆様等の外部の方に解放し、積極的に使っていただけるような仕組みづくりを行なっています。マンション全戸をお客様にお引き渡しするためだけではなく、エリアの価値を上げていくためにもっと先の将来を考えなければいけません。これが大変なところだと思うんです。
  • 石原
    そうですね。エリアマネジメントは個々の事業の目標設定の枠に当てはまらない効果があるものなので、事業単位ではなかなか受け入れ難いところがある。その分、私たちは事業として、というより、会社としてグループとして何をするのが最適かという観点からエリアマネジメントに取り組んでいます。

想いを伝え、共感してもらう。
そこからしか、
継続する活動は生まれない。

  • 伊藤
    エリアマネジメントの一番重要な点は、持続性だと思っています。こちらがお金を投入して、エリアを盛り上げる施策を実行することはある意味簡単なんです。しかし、それだとお金の切れ目が縁の切れ目になり持続性が担保できない。私たちも取り組むのだけど、最終的には地域の人たちが主役で、私たちはサポートという立場になっていくことが、継続する上で重要になります。でも、その関係性を築くのはとても難しいことですよね。
  • 大西
    今それを痛感しています。地域の人たちに「連携をとっていきたい」と突然伝えても、彼らからしたら「新参者が来て何を言い出すんだ」ということになりかねません。そうならないように、現地に何度も何度も通ってしっかり信頼関係を作って、自然に「一緒にやろうよ」という形にすることがキモであり、難しいところです。
  • 石原
    相当苦労されているみたいですね。
  • 大西
    というか、最初は自分自身、長年そのエリアに住み続けている人たちに対して、「連携しよう」なんてたやすく言うのは、失礼なんじゃないかと思ってたんです(苦笑)。でも、町会など地域の人たちと出会っていく中で、「地域でこんな困りごとがあるんだよ」「広場、貸してほしいんだよね」などという話がいろいろ出てきて。今となっては、コツコツと助け合いをやっていくことが、エリアの価値の向上につながっていくんだなと実感として理解しています。
  • 石原
    私の経験では、地域の関係者のみなさんに、「一緒にやりましょうよ」と街づくりの構想を伝える際、どんなに自分がこの街づくりに惚れ込んでいるのか、また、関わったら楽しそうだなという話を想いを込めてすると、「それならば一緒にやろう」と損得以上のものを見つけてくださる方が多かったですね。

困難でも、
手間や時間がかかっても、
徹底的に人に寄り添う。
そこに野村不動産にしか
実現できない価値が生まれる。

  • 伊藤
    私たちが目指すエリアマネジメントは、住民の方と野村不動産がフラットな関係で一緒にやっていくもの。企業がプロモーションの一環として行う企業主体型のそれとは一線を画しています。
  • 石原
    かなり時間と手間のかかることをやっているんですよね。他のデベロッパーさんから「よくやるよね」と言われるような(苦笑)。
  • 伊藤
    まず多方面に渡っての調整が大変だし。
  • 石原
    ここまでやるのかというくらいやる。その辺がスマートじゃない。泥臭く、地道に取り組んでいく社員が多いですよね。ものすごく大変で難しいことに取り組んでいるのに、「まだ言える段階じゃない」とか言って、会社としても大体的にプロモーションもやらずに……。そこはもっとうまくやっても良さそうなのにと思ってしまうこともあります。でも、だからこそ、他にはできないことが実現できている部分があるんですよね。
  • 大西
    他のデベロッパーの社員さんと話していて気づいたんですが、野村不動産の場合、物件の担当者が地域の人たちに会いに行ったり、近隣対応をしたりする回数がとても多いようです。でも、その事業を一番知っている担当者本人が足しげく通ってやるからこそ、伝えられる想いがあるんじゃないかな。
  • 伊藤
    ところで、野村不動産のエリアマネジメントのこれからをどう考える?
  • 石原
    当社がエリアマネジメントに取り組んだから、後々、「楽しそうな、暮らしやすい街になったね」という開発実績が増えるといいなと思っています。
  • 大西
    行政の言葉だとよく、「賑わい創出」と言うんですけど、ただイベントが数多く開催される街がいいかというとそうではないと思います。賑わいだけでなく、そこにいると心地いいとか、「この街に来るのが好き」という、街のファンが増えるようにしていきたいですね。
  • 伊藤
    多分、普段その街に生活している人たちって、改めて自分たちの街の「価値」なんて考えてないですよね。意識しないけど、日常がすごくいい。そんな言葉で表せないような価値を上げていくことが、私たちの目指すところだね。

3人が考える、
野村不動産の人とは、
いろんな個性を
持つ人たちの集まり。
その共通項は?

  • 伊藤
    最後にちょっと話のテーマを変えて、野村不動産の社員のキャラクターについて聞いてみたいな。周りにいる先輩や同僚たちはどんな人が多いですか?
  • 大西
    走りながら考える人、自ら発信するタイプが多いと思います。それは、自分の意志をアウトプットすることが求められる環境であることも関係すると思いますが。みんな、自分の意志を持って、自分の中の答えが正しいかどうか模索して、結果を出していくという習慣がついていますね。
  • 石原
    自分のミッションに対して真面目でまっすぐなタイプが多いと思います。
  • 伊藤
    いい意味で、こだわる人が多いなという印象です。こだわることに対してモチベーションがすごく高い。
  • 石原
    すごくいろんなキャラクターの人がいて、いろんな仕事のやり方があるんだけど、会社はそれぞれに任せていますよね。タイプによって事業の進み方も随分違うので、同じ土地を買っても、出来上がる街が違うんじゃないかなと思います。
  • 大西
    私たちの仕事って、周りの人に動いてもらわないと進まないので、その分、人に納得してもらえる想いが自分にないとどうにもならないというところがあるんです。本当に人ありきの仕事。「この人のためなら」と無理を聞いてくださることもありますし。いろんな関係者と人対人で向き合っていけるのがこの仕事の魅力ですね。
  • 伊藤
    ところで、エリアマネジメントって、地域のハブでもあり、人のハブでもあるよね。いろんな人をつないでマッチングさせて、実際の活動を広げていくという。どんな部門であれ、人を中心に据えて事業を進めていく野村不動産にはとてもマッチした取り組みなんだなと、今気づきました(笑)。