Dialogue 02/なぜ、野村不動産では若いうちからプロジェクトを推進することができるのか?

2013年入社/事業推進一部 樽谷幸頼/ビルディング営業部 青木千紘/住宅営業三部 長谷亮平

不動産の仕事に正解はない。だからこそ、若いうちから責任をもって、自分で考えて、自分で行動することが求められる。

社歴や年齢を問わず大きな仕事を任せるという点は、野村不動産の大きな特徴と言われている。だからこそ、現場に近い社員からのボトムアップが尊重される社風であり、各社員には、自分自身で戦略を持ち、自ら考えて動くことが求められる。では、仕事を任された若手社員たちは、どのように感じ、どのように対処してきたのだろうか。それぞれの部署で責任ある仕事を任されている、入社3年目の同期の3人が語り合った。
※取材当時

不動産の仕事にマニュアルはない。任された仕事をどうするかは、自分で決める。

  • 石渡
    この間、研修で会ったばかりだけど(笑)。
  • 藤田
    でもこうしてあらためて3人だけで話をするのは、久しぶりだよね。
  • 甲斐
    確かに。しかも僕はこの中では、一人だけ出向しているから、頻繁には会えないし。
  • 石渡
    それを言ったら、私は普段はマンションギャラリーにいることが多いんだから同じだよ(笑)。
  • 甲斐
    それでふたりは、仕事は順調なの?
  • 藤田
    僕は今、オフィスビル「PMO」の設計と並行して、物流施設「Landport」のプロジェクトマネージャーも担当してる。自社設計も事業推進も経験できるのは野村不動産ならではだと思うね。
  • 石渡
    その2つの物件って、担当している部署違うんでしょ?
  • 藤田
    そうなんだよ。でも若手育成ということでどちらにも携わらせてもらっている。用途も規模もまったく違う規模し、取り組む役割も違うので勉強になってるよ。
  • 石渡
    私は、分譲マンション「PROUD」の販売。マンションギャラリーに常駐して、チラシやパンフレットのような広告物の企画、来場された方への対応など、人生の大きな買い物のお手伝いをしているところ。
  • 甲斐
    僕は、不動産ファンド向けにホテルの取得業務を担当している。物流施設、商業施設、オフィスビル、賃貸マンションなどいくつものセクターを担当してきたんだけど、セクターそれぞれに特徴があって、学ぶことが多いね。
  • 藤田
    同じ不動産でも「仕入れる」「つくる」「販売する」で、関わる角度がまったく違うのは面白いよね。
  • 甲斐
    カルチャーとか必要となるスキルも違うんだろうね。
  • 藤田
    僕らが携わっているプロジェクトは年単位のものばかり。現地を歩いて設計コンセプトを企画する段階から、最終的にご入居者に引き渡しをするところまで、長期的な視野で事業を考えることを身につけるのには今でも苦労しているよ。更には建築設計に関する高い専門性も必要になるからね。
  • 石渡
    私が携わっている分譲マンションはそれとは対照的に、週ごとに結果が出るのでスピード感が養われている気がします。お客様もいろんな方がいるのでコミュニケーションの力に加えて、戦略的な思考が鍛えられてますね。
  • 甲斐
    これは「仕入れる」「つくる」「販売する」すべてに言えることだけど、どの不動産であっても、同じものは二度と出てきない。だからこそ、取得する立場としてはやはり物件の売主様や仲介会社のご担当者様との関係性が何よりも重要。「自分」が信用されるために奔走する毎日です。

1年目の自分に、任せていいの? 不安と驚きのなかで、無我夢中に取り組んだ。

  • 石渡
    野村不動産は若いうちから大きな仕事を任せるという文化があるけど、部署によって差はあるのかな?
  • 藤田
    僕は1年目から、行政との交渉に一人で行く機会を与えられました。時には厳しい言葉をもらうこともあるけど、そこからの学びはたくさんあった。でも、ただポンと放り出すだけでなく、先輩方が後ろでフォローしてくれて、それが野村不動産の風土だと感じるよね。
  • 石渡
    あぁ、それはわかるなあ。厳しいけど優しいんだよね。それをされると、その先輩のために頑張ろう!という気持ちになる。
  • 甲斐
    物件取得の世界は、個別性が非常に高いという側面もあって、現場のたたき上げのような先輩が多い印象があるね。教育体制やカリキュラムも大事だけれど、実務を通じて吸収してきたことは身になっていると思う。
  • 石渡
    私が驚いたのは、若手に大きな裁量権があること。私は住宅営業の現場で、1年目でどのエリアにチラシを配るのが効果的か決断したし、お手製のご案内ツールもつくったりしたよ。
  • 甲斐
    業界全体でも20代で物件取得を任されている人はとても少なくて、プロフェッショナルに揉まれながら育っていく世界。でもそれは、恵まれているということでもあるんだよね。この年齢で一流の人たちと競い合うことができているわけだから。
  • 石渡
    上司からは常に「なぜ?どうして?石渡はどうしたいの?」と聞かれてる。理屈が通っていれば自分が考えたようにやらせてくれるよね。
  • 藤田
    それはもしかしたら、全社共通かもしれないね。若手でも、事業推進という立場になれば、設計会社さんやゼネコンさんと建物の細部について議論もすることになる。適切な指示、的確なコントロールをする力は、例えば再開発のような大型案件に携わった時にも活きてくると思うな。
  • 石渡
    住宅部門は野村不動産の屋台骨で、物件数も多い。各人の成長が事業の成長と直結しているので、特に早くからマネジメント能力が求められる傾向が強いと思う。入社4年目でチーフになった女性の先輩社員もいるから、一つの目標にしています。
  • 甲斐
    僕の場合は自分で動いて自分で成長する必要がある中で、社内だけでなく、同業他社の担当者の方やホテル運営会社の方など、社外のエキスパートたちに可愛がってもらいながら、経験を重ねる度に自信をつけている最中かな。

「自分で考えろ」「お前はどうしたい?」上司のことばが、働き方を築いてくれた。

  • 藤田
    3年目になったけど、今の課題感とか、今の手応えって二人はどんな感じなの?
  • 石渡
    それはまず、藤田くんから言おうよ(笑)。
  • 藤田
    そうだね(笑)。今の喜びは、まずプロジェクトのメンバーに自分がデザインしたものを評価してもらえた時かな。そのためには、市場を熟知した営業とも意見交換をしながら、決めていくことが大切かな。
  • 石渡
    私の感じる醍醐味はやはり、お客様に住宅購入の決断をしてもらうこと。「石渡さんのおかげです」というありがたい言葉をいただけると、お客様の人生に私が関わっているという重みと喜びを感じる。
  • 甲斐
    僕は短期的に見れば、物件が取得できれば嬉しいかな。ただ、それで終わりではなく、次も声をかけてもらえること。それには信頼を積み上げ、関係性を深めることが重要になってくる。
  • 藤田
    それと街の一部をつくっているという意識は持ち続けたいと思う。デザインは街の重要な要素になるからね。
  • 甲斐
    それは同感。新築物件でも既存物件でも、それは紛れもない街の風景だよね。
  • 藤田
    それと同時に、事業のことも考えるのがうちの設計担当者のミッション。マーケットや事業採算の視点はさらに養っていきたいと考えているよ。
  • 甲斐
    野村不動産をバックボーンとする資産運用会社として、物件の目利きには自信を持っていたい。
  • 石渡
    私は結婚や出産をしても仕事を続けたいので、その前に本当に一人前になっておきたいかな。早くチーフになって、プロジェクト全体を任される人材になるのが当面の目標。住宅購入には女性目線は必須。私だからできることはまだまだあると思っています。
  • 甲斐
    ライフワークバランスも絡めてきたね(笑)。

早く成長したいと思う人は、野村不動産が合っている。

  • 石渡
    今となってはすっかり野村不動産という会社に馴染んだけど、そもそもどんな人に向いている会社なんだろうね。
  • 藤田
    自分の意見をどんどんぶつけていける人じゃないかな。間違っていても、意見がなければ交流は生まれない。考えをしっかり持つことがマストだと思います。
  • 石渡
    私もそう思う。「こだわり」という言い方に置き換えてもいいんじゃない。確固たる自分を持って、その上で認め合う柔軟さも持つというのが、野村不動産のカルチャーだよね。
  • 甲斐
    逆に、プライドが高すぎると苦労するよね。自分の意見を持っていて、それでも相手の気持ちを察することの出来る人がうちでは活躍しているように感じるな。今後に向けての目標は何かある?
  • 藤田
    僕は自社設計ができるデベロッパーということで入社を決めたので、できればこれからも設計業務には携わっていきたい。でも、2LDK・3LDKのような型通りのプランニングは、当たり前ではなくなっていくはず。新しい考え方を率先して提案していきたい。
  • 石渡
    「PROUD」はすでにブランドとして認識されているけど、商業施設やホテルはまだそのステージにはないでしょ。もしチャンスがあれば、新しいジャンルでも次のスタンダードを生み出せる人材になりたいなあ、というのが淡い夢かな。
  • 甲斐
    希望が叶うかどうかは別として、今後も資産運用業界にいたい。この業界には名前で仕事を回している有力な担当者がたくさんいるから、住宅、物流、ホテル、どのジャンルでもいいので「甲斐」という個人で勝負ができるようになりたい。
  • 石渡
    何か、こうして真面目に目標とか語るのって照れくさいね(笑)。
  • 藤田
    でも入社当初よりは具体的なイメージは抱けているんじゃないかな。
  • 甲斐
    3年でずいぶんと成長したってことかもね(笑)。
Episode01 なぜ、野村不動産は社会のニーズにこたえることを最優先とするのか?
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