Cross Talk

子育て社員を支える
カルチャーと制度

ここには男女関係なく、
子育てをしながら、
仕事とプライベートを両立できる
環境がある
女性社員の育児休暇取得率が100%の野村不動産では、産休・育休を経て復帰後、子育てをしながら活躍している、数多くの女性社員がいる。そんなママ社員たちは、どんな職場環境の中でどのようなサポートを受けながら、どんなことを感じながら働いているのか。2回の産休・育休を取得した女性社員と共に働く社員に 語り合ってもらった。
  • 山田 博之
    山田 博之
    2005年入社
    営業推進部
    副部長兼営業企画課 課長

    入社後、住宅営業部に配属。以来、戸建営業部営業二課長、住宅営業二部営業二課長を経て、現部署に異動。現在、全社のこれからの営業のあり方、営業手法の変革に向けて、課全体のマネジメントを担っている。

  • 安藤 優香
    安藤 優香
    2012年入社
    営業推進部
    営業企画課

    入社後、住宅事業本部 住宅営業一部・二部に配属。プラウドの販売および現場のチーフを務めた後、2019年に1回目の産休・育休を取得後、現部署に異動。2021年より2回目の産休・育休へ。2022年4月に同部署に復帰し、現在、オンラインサロン(オンライン接客専門の窓口)のリーダーとして企画・運営を担っている。

  • 五藤 安奈
    五藤 安奈
    2016年入社
    営業推進部
    営業企画課

    入社後、住宅事業本部 住宅営業一部・二部に配属。プラウドの販売および現場チーフを務めた後、2021年に現部署に異動。現在、営業企画を担当している。

Theme
01

万全のフォロー体制のもと、
心置きなく産休・育休へ

  • 安藤
    前部署の住宅事業本部で一回、産休・育休を取得して復帰後、半年経たないうちに現部署に異動し1年弱で、2回目の産休・育休に入りました。1回目の産休・育休から間はありませんでしたが、職場が理解ある雰囲気なので、妊娠報告を言い出しにくかったり、休みを取得することの後ろめたさはなかったですね。1回目のときに業務の引継ぎについてもしっかり相談に乗ってもらったので、そこの不安もありませんでした。
  • 山田
    産休に入る前、こちらとして気をつけたのは、体調が悪い時など、それを言いにくいことがないようにコミュニケーションを密にしたことくらいかな。
    安藤さんの性格や考え方的に妊娠中だからといって仕事をセーブしたいとかはないタイプ。やれるだけやってもらう、やれないことはやれないと言ってもらうようにしました。
  • 五藤
    私も同じく、安藤さんは先回りした過度なサポートはしてもらいたくないタイプだと理解していました。
    とはいえ、必要なタイミングで頼ってもらえるよう、気軽に声をかけてもらえる関係づくりを行ったり、困ったことがあったら何でも言ってくださいというのはマメに伝えていました。
  • 安藤
    お二人を含めた周囲の方々が、私の性格ややりたいことを汲み取ってくれていて、変に庇いすぎないのが心地よく、妊娠中も安心して働くことができました。
Theme
02

復帰後も、上司と相談しながら、
時々の自分に合う、柔軟な働き方を実現

  • 安藤
    復帰後は、自分がどんな風に働きたいか、希望を伝えながら働いています。部内には働きながら子育てしているママさんがたくさんいますが、働き方は人それぞれ。その人ごとの考え方や希望に合わせて、十人十色で働き方を選べる環境があるのがいいなと思っています。
  • 山田
    安藤さんがリーダーを務めているオンラインサロンプロジェクト(オンライン接客専門の窓口の企画運営)では、お子さんを育てながら、住宅営業の一線で培ってきた豊富な経験を存分活かしてもらっています。
  • 安藤
    そうですね。オンラインでお客様のお話を伺いながら、家探しの段取りや予算の考え方など幅広い住宅に関するお悩みを解決に導き、さらに条件整理や物件の絞り込みを一緒にさせていただいて、その後、担当の住宅営業にバトンタッチするのが私たちのミッション。
    住宅営業で培ってきたスキルやノウハウをフルに活かすことができています。
Theme
03

子育て社員はもちろん、
全員にとって働きやすい環境へ

  • 山田
    安藤さんは、子育てをしながらも質の高いアウトプットができているのがすごいところ。何か工夫していることがありますか?
  • 五藤
    確かに、私も気になっていました!
  • 安藤
    子供のお迎えや家事については夫と協力しながら、仕事と家庭がうまく両立していけるバランスを取っています。
    あと、週2回、在宅勤務ができるのがとても助かっています。
  • 山田
    週2回の在宅勤務がベースですが、絶対週3日出社しなければいけないということでもない。そこは相談しながら、お子さんの体調が悪かったりしたら在宅を増やすとか、柔軟な運用をしています。
  • 安藤
    もう一つ、会社のサポートですごく感謝していることがあります。
    産休・育休前に、「休み明けに困りそうなことある?」と部長が聞いてくれて。「時短勤務での復帰となると、今出席している9時開始の会議に間に合わなくなるので、どうしようかなと思っています」と伝えたところ、その数秒後に、部長が「会議の開始を9時半に変更します」と全体発信してくれました。課を横断した大きめの会議なのに、速攻で対応してくれて、ありがたかったです。
  • 山田
    この時、時間の変更だけでなく、参加者の枠も広げたんですよね。それまでは特定のリーダーだけの参加だったのが、リーダー陣が何を考えているか、みんなに知ってもらおうということになって。9時半になることで参加するハードルも下がって、今は参加人数が増えました。
  • 安藤
    9時開始のままだったら、子育てする人たちは参加できなかったです。
  • 山田
    私にとってもよかったよ。みんなが参加しやすい時間帯というのはあるんだよね。
  • 安藤
    その通りだと思います。介護されている方もいらっしゃるし、何も子育てする人だけが特別ということでもなく、みんなにとって良い環境にしていこうという感じになっています。
Theme
04

ライフステージに応じて働き方を選ぶ中で、
それぞれに合ったキャリアアップを

  • 五藤
    ちょっと気になっていてお聞きしたいんですが……。
    産休・育休で業務から離れることで、キャリアに関する焦りはありましたか?
  • 安藤
    当時はありましたよ。同期・同僚の成長には追いつけなくなるんじゃないか……と。でも最近は男女問わず、いろんな人が育休を取得しているので、みんながいずれそういう機会を持つわけで、その意味ではイーブンですよね。今は自分のペースで働けているおかげで、子育ても仕事も満足しています 。
  • 五藤
    なるほど。そうですね、私は最近結婚し、今後産休・育休を取得する日がくるかもしれませんが、今はいろんな働き方が選べるし、私は私なりの働き方を切り開いていければいいなと思っていて、あまり気負いはしてないです。
  • 山田
    僕の時代は、男性社員が育休を取得する環境じゃなかった。今のように理解がある職場の風土だったら、自分も育休を取得してもっと家族との時間を増やしたり、育児に参加したいと考えただろうと思います。
  • 五藤
    私も子育てについてはしっかり半分背負ってもらおうと思っていて、今から話し合っています。
  • 安藤
    男性社員が育休を取得するのは当たり前になりつつあるし、また、ライフステージの変化に応じて、会社の方もどんどん柔軟に対応してくれるようになっているから、ますます両立しやすくなるんじゃない?
    そういえば、五藤さんも、状況に応じて働き方を調整していたよね。
  • 五藤
    はい。水・木は早めに退社して、それ以外の曜日は仕事に重心を置きたいという状況がありましたが、フレキシブルに調整できて助かりましたし、プライベートの充実感を感じました。
  • 安藤
    それも女性だからとか、男性だから、子育てをしているからというのではなく、それぞれの社員の事情に応じての配慮ですよね。営業企画課は女性社員の方が多いし、住宅営業で見ても半分は女性社員。もはや仕事をしている時、相手が男性だからとか、女性だからとか考えて話している人はいないと感じています。
  • 山田
    あとは、安藤さんのように、大切なものを守りながら自分らしく働いている方に課長以上を目指してほしい。安藤さんに先陣を切ってもらえればと願っています。
  • 安藤
    仕事にも育児にも一生懸命取り組めているのはお二人を含む周囲のサポートや会社の風土のおかげです。お二人とも、これからもどうぞよろしくお願いします!