Episode02 5年10年先の竣工の日を土地の権利者の方々と笑顔で迎えるために

杉木 達哉/開発企画本部/プロジェクト開発一部/2007年中途入社(新卒:2005年)/2007年に野村不動産インベストメント・マネジメント(現・野村不動産投資顧問)に入社。同年4月に物流施設事業発足と同時に野村不動産へ。物流施設「Landport」の事業化を経て、2014年10月より現部署で都心部の再開発事業に携わる。

権利者の方々にメリットを提供できるような再開発を

野村不動産が行う再開発事業には、野村不動産の事業として2つの意義があると思っています。1つは、好立地での分譲住宅・商業施設・オフィスの確保です。住宅については人口減少が続く中、良い立地での分譲は欠かせませんし、商業施設やオフィスについても、用地取得は競争が激化していると同時に大規模な開発素地を獲得することは土地利用が成熟した都心部では困難です。戦後70年で老朽化が進み有効活用や共同化による対策が必要なエリアもあります。そこに一体開発ができる再開発を野村不動産が行う意義があります。もう1つは、野村不動産がまちづくりを通して今後も社会に貢献していくという意義です。特にまちづくり全体に関わるような大規模複合再開発に協力させていただくことは、上位のデベロッパーと互していくためにとても大切なシナリオになってきます。ただ、再開発の主役は私たちではなく、あくまで権利者の方々です。その土地で暮らし、生計を立ててきた方々がメリットを感じ、納得できるような再開発でなければ意味はありません。私は現在日本橋や文京区など10件のプロジェクトをメインで担当しています。場所によって事情は様変わりしますが、権利者の方々にメリットを提供することにこだわり続けています。

街に対する十人十色の要望を調整しながら、粘り強く推進

一般的に再開発事業というと、検討を開始してから竣工まで10年から15年かかるものと言われています。現在携わっている案件の中でも多くは5年10年先の竣工を目指すものがほとんどで、息の長い仕事になります。異動して2年半の私には、まだ完遂した案件はありません。しかし竣工時には、権利者の皆さんと一緒に喜びを分かち合いたいと考えています。実際の「ものづくり」は建築の部隊にバトンタッチすることになります。しかしプロジェクトの各段階の苦労は、権利者の皆さんもきっと忘れないでしょうし自分の一生に残る仕事になることは間違いありません。「100年続く街」「たくさんの人が集まってくる街」「経済合理性に優れた街」…自分の街をこうしたいという思いは、権利者の数だけあります。その思いを発信していただき、私たちが調整に入りながら、年単位の時間をかけて具現化していくわけです。完成した住宅や商業施設を見て、「最初は色々あったけれど、やっぱりやって良かった」と全員が笑顔になる。その瞬間のために、今は粘り強く調整を続けています。

マニュアルがないからこそ、野村不動産の仕事は面白い

私はキャリア入社です。マニュアルに従い、誰でもできる仕事をする。年代で区切られた裁量の範囲内で働く。どちらも好みではない私にとって、野村不動産は一番フィットする予感がありました。その印象は入社11年目の今も変わりません。物流の知識がない私を、物流施設「Landport」のリーシングに配属し、決まれば1万坪という大型案件のクロージングを任せる。その後は「Landport」の事業化を私以下3名の若手に託す。そして現在、再開発案件を約10件も持たせてくれる。…このように年齢・社歴・ポジションに関係なく、自分の裁量が最大限発揮される環境で仕事を進めています。今後はもっと大きな仕事、重要な判断、多額の資金などを任せてもらえるようになりたいですね。自分でなければ成立しないような新しい事業を、社内で立ち上げることにも興味を持っています。その実現に向けて、まずは再開発プロジェクトで実績を積んでいきます。