デベロッパーでなければ実現できない設計がある。/池田 真人/都市開発事業本部 建築部/2011年入社

大学院で建築を学び、就職活動は設計ができる会社に絞っていた。主に、設計事務所やゼネコンなどを訪問。しかし、事業の川上から携わることができるデベロッパーに惹かれる。野村不動産は一級建築士事務所登録をしていて、設計を重視していることが感じられ入社。現在は、オフィスビルのPMO、商業施設のGEMSなどを設計している。

川上から川下まで、携わる面白さがある。

ゼネコンや設計事務所での仕事は、何をつくるか構想が決定してから依頼されることがほとんどだと思います。それに対しデベロッパーでは、川上から川下まで携われる魅力があります。まず、購入を検討している用地にどんな建物を建てるのがいいのか、その土地にふさわしいプランを考えます。その後、用地を取得したら具体的な設計に入り、細かな仕様のひとつひとつまでこだわりを持って決めていきます。そして、確認申請を経て着工。工事中は、設計通りに建てられているか、工期は順調に進んでいるか、現場を監理。問題が生じたらすぐに対応し、竣工を迎えます。計画がまっさらなところから携われるので、設計の自由度がとても大きく、自分の考えを色濃く反映させることができます。さらに、事業責任部門が社内のすぐ隣にいるので、設計の相談はもちろん、プロジェクト全体についても思ったことをすぐに相談できます。そうすることで様々な可能性を随時探ることができ、設計の発想も大きく伸ばすことができます。

設計者としての目と、事業者としての目を養いたい。

私の目標のひとつは、設計者として一流になることです。純粋にモノづくりの面から設計を極めたいという気持ちがあります。その一方で、事業者としての目も養いたいと思っています。建てたものが、世の中で活用される存在になるためには、欠かせない要素だと考えています。事業者にとって重要なことに収益性があります。例えば、事業者の立場から、お客様を効果的に導くために、看板をより大きく見やすくすることを考えます。しかし、設計者の立場に立った時は、できれば看板は付けたくないという思いがある。それを、事業者の立場でも考えればいかに建物と一体となった魅力的な看板にするかという視点が持てるようになります。また、建物のテラスは、建築基準法では容積対象床面積に入らないのでボーナス床と捉えることができます。ここで賃料を発生させれば収益性はよくなり、その分ほかにお金をかけられるという発想も生まれてきます。野村不動産のような会社でなければ、このように事業と設計の両面から建物を見る目を養うことはできないと思います。

我々がつくる建物が変われば、日本が変わる。

入社して間がない頃、私の設計が法規的な条件を満たしてなかったことがありました。それに気づいた上司は、一緒にやろうとすぐに修正してくれて、大事には至りませんでした。部下が犯したミスを自分ごとのように思い、助けてくれる。野村不動産の設計には、こういったスタンスの方が多くいます。若手に自由にやらせて、何かがあれば手を貸してくれる。その安心感があるので、我々がチャレンジしやすい仕事環境になっているのだと思います。実は、建築を学んでいる学生に、デベロッパーがつくる建築物は面白くないという風評があるのは知っています。私もそう思っていました。しかし、面白いものを作りたいと思っている人ほど、このような企業に入るべきだと思っています。世の中に供給する数が多く、その一つひとつを少しでもよくしていけば、大きな影響力を発揮できます。魅力的なビルが増えれば、日本の街も変わるはずです。私も入社の時にそういった志を抱き、今もそれに向かって取り組んでいます。

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