サンシャイン・フォートサンシャイン・フォート

サンシャイン・フォートとは

サンシャイン・フォートとはサンシャイン・フォートとは

近年、経済成長の著しいフィリピン・マニラのボニフォシア・グローバル・シティ(BGC)に位置する、超高層タワーマンション4棟(約1,400戸)と、下層階での商業施設を組み合わせた大型複合開発プロジェクト。野村不動産、三越伊勢丹ホールディングス、現地大手デベロッパーとの3社共同で開発を推進している。「日本」をコンセプトとした住宅分譲事業及び日本での小売事業を活かした商業施設開発を行うことで、フィリピンにおいて上質で新しいライフスタイルの提案をしていく考えだ。商業地区部分は2021年開業予定。その後、タワーマンション4棟が順次竣工、2024年に完成が予定されている。

サンシャイン フォート プロジェクトは
どのような背景から
生まれたのでしょうか?

BGCは軍の基地跡地の払い下げにより2000年以降、都市開発が始まった国際ビジネスエリア。私たちがプロジェクトをスタートさせた2016年は、ちょうどその都市開発が最後のフェーズに入った瞬間でした。

野村不動産としてさらに海外事業を成長させていこうという局面と、BGCの都市計画に参画できる最後のタイミングがちょうど合致したんです。また、フィリピンの大手デベロッパー、フェデラルランドという、現地で評価の高いパートナー企業とともに開発ができること、さらに三越伊勢丹という国内商業の第一人者と一緒に日本の価値をフィリピンに提供できることを含めて、素晴らしい体制ができたこと。こうしたポジティブな背景から本プロジェクトが始まりました。

二人の写真二人の写真
サンシャイン・フォートサンシャイン・フォート

では、本プロジェクトは
どのような人々に
どんな価値をもたらすものですか?

商業施設のお客様として想定しているのは、消費意欲が旺盛で、自分らしいライフスタイルを追求する30代ファミリーです。そんな方々が日本の価値観に触れながら、今のライフスタイルをちょっと前進させることができるような商業施設を目指しています。フィリピンはASEANの他の国に比べても親日度が高い国です。とはいえ、「日本」というだけで喜ばれるわけではないので、現地のニーズを考慮しつつ、どの部分で日本を表現していくか、知恵を絞っています。

マンション事業では、国内で長年培ったノウハウを活かして、海外における品質・サービスへの期待に応え、現地の人々に新たな価値を提供しています。たとえば、建設現場の品質改善はその一つです。毎月、定例で現場の状況に対して改善を提案し実行。現地の人たちとともにこの取り組みを地道に続けています。

本プロジェクトにおいて
これまで苦労したことはなんですか?

本プロジェクトはつくって終わりではなく、竣工後、運営も当社で行っていくもの。そのため現地に二つの会社を立ち上げました。私は海外事業も初めてなら、会社設立に携わるのも初めて。会社設立スキームを構築するためには何をすべきなのか、社内・社外問わず聞いて回って知見を集め、フィリピンの法律や現地ならではの慣習なども調べるなど、様々な初体験に苦労しました。

会社を立ち上げるということは、財務、経理、人事も事業そのものも全て自分たちがやるということ。現地の法律を調べながら銀行で契約して、新聞に広告を出して人を雇用して、政府との交渉も行って……。最初はわからないことが多くて戸惑いましたが、今では取り組んでいるうちに何とかできるようになっていきました(笑)。

その後、本格的にプロジェクトが動き出して、商業施設担当として苦労したのは、国を超えたテナントリーシングです。日本の価値を提供するために、フィリピンに未進出の日本のブランドを誘致するのが私のミッションだったのですが、決まったやり方があるわけではなく、自分でプロセスを考え実行していく必要がありました。そこでまず、日本のブランド企業に本プロジェクトを知って興味を持っていただくために、現地を見てもらうツアーを毎月実施。一方で、現地に日本のブランドが出店するにあたってハードルとなる関税、法律、雇用、物流などについて調べ上げ、その上で出店の手法について説明、提案。これを繰り返しながらリーシングを進め、日本ブランド数十店舗の出店がまさに実現しそうなフェーズまで着実に事業が進んでいます。

私が一番苦労しているのは、文化も価値観も異なる現地のパートナー(大手デベロッパー)との協業です。国内での私たちのやり方は、自分たちで細部まで全てを把握することで、お客様起点へのこだわりを貫いています。しかし、海外となると現地のパートナーに任せなければいけないことも増えてくる。ところが、任せ切っているとスケジュール通りに進まないことも出てきて……(苦笑)。だからこそ、現場の品質改善が肝だと考えたのです。

二人の写真二人の写真
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野村不動産らしさを感じるのは
どんなところですか?

現地の住民の暮らしについて、1軒1軒のお宅に訪問して現地調査を行い、そこでわかったことをものづくりに反映しました。たとえば、住まいの習慣として「玄関の下駄箱は頭より高い位置にはしない」など、フィリピンと日本では「物を置く」ことの概念一つとっても違うので、収納スペースのつくり方も変わってきます。ここまで「お客様が本当に求めているものは何かを徹底的に問う」という姿勢に野村不動産のDNAを強烈に感じます。

現地の顧客理解のために多岐にわたる顧客調査を実施しました。その中でも家庭訪問して、家の中の家具や家電、冷蔵庫の中身、1週間に食べた食事の内容、買い物をしたレシートまで調べたのは、野村不動産らしいきめ細やかさだと思います。また、リーシングでは、初進出する日本のブランド企業のために、現地のパートナー企業を開拓してマッチングをサポートする取り組みまで行いました。普通、デベロッパーはここまでのサポートはしないと思います。

先ほど話した建設現場の品質改善も、野村不動産らしい取り組みのひとつ。私たちは現地で彼らの課題に向き合って、一つ一つ困りごとを一緒に解決していくということを手間暇惜しまずやっています。そうすることで、物件そのものによって提供できる価値だけではなく、建設現場の品質を底上げすることで、フィリピンという国の成長に貢献できればと思っているのです。

品質改善については、現地において「野村不動産に頼めば、安心できる」という信頼にもつながっています。そして、商業施設はいよいよ2021年の開業が迫ってきました。今後はテナントの構成だけでなく、サービスの違いをどう打ち出していくか、開業までに仕上げていこうと考えています。まだまだ気が抜けないですが、頑張っていきたいですね。

住宅は工事とともに販売も進めており、うれしいことに最近、タワーマンションの1棟が完売しました。今後も現地の人たちと一緒に本プロジェクトを成功に導いていければと思います。

飛鷹 麻衣子

Maiko Hidaka

都市創造事業本部
2014年中途入社(2006年扱い)

入社後は商業事業部に所属し、ショッピングセンターの企画・推進業務に従事。
2016年よりフィリピン・マニラの複合開発案件に携わり、現在は海外事業部と兼務。

飛鷹 麻衣子飛鷹 麻衣子

東 伸明

Nobuaki Higashi

海外事業推進部
2003年入社

入社後、住宅事業本部にて分譲事業PROUDの事業推進業務等を経て、現在は海外事業を担当。

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